【話題沸騰!】豊洲市場問題
みなさん、こんにちは。
さて、今日は世間を賑わせている豊洲市場問題に焦点を当てたいと思います。
今回の都議選でも最大争点として掲げられている豊洲市場問題ですが、改めて個人的に整理・理解していきたいと思います。
最後には豊洲市場問題に関する各党の姿勢までまとめていきたいと思います。
1. 「そもそも、なぜ築地に市場はあるのか?」
2. 「なぜ移転が必要なのか?」
3. 「なぜ豊洲なのか?」
4. 「豊洲移転の何が問題なのか?」
5. 「築地のままでいいじゃん」
6. 「各党の姿勢とまとめ」
1. 「そもそもなぜ、なぜ築地に市場はあるのか?」
はじまりは江戸の台所として
徳川家康が江戸幕府を開くと、当然都市に人が集まるので幕府に食物を献上しようとするものや、商売をしようと現在の日本橋付近に人が集まって来て今の市場の始まりとなったそうです。
ただ、人が押し寄せてくると取引価格が乱れ、不衛生な市場の状態が続き、これをなんとかしようと法律で市場は東京市(当時)が管理・運営・指導を行うようになりました。
関東大震災の影響で築地へ移転
関東大震災が首都を直撃し、市場も再建不可能の状態に。当時、水運・陸運に優れた立地ということで築地市場が生まれました。(築地市場の誕生)
※建設中の築地市場の写真
その後、日本の高度経済成長に伴い築地市場も発展をしていきます。
2. 「なぜ移転が必要なのか?」
『昭和10年の開場から75年以上が経過している築地市場は、施設の老朽化が進み、建物の一部が劣化により破損して落下するなど、安全性に多くの不安を抱えています。』
上記の東京都中央卸売市場のHPにも記載の通り、施設の老朽化や狭隘化により、安全面と業者の方々の事業面を考え移転が必要との判断のようですね。
それにしても長い間運営していたのですね~。
また、上図の通り、再整備にも3480億円と随分と資金を投じているようでこれ以上は維持が困難な様子が伺えますね。また、識者の方によっては、再整備に使用されるアスベストを防ぎながらの作業は『利用者への健康を脅かす恐れがある』とも言われているそうですね。これは怖い。
3. 「なぜ豊洲なのか?」
上記の再整備のコストの問題などで、実は15年以上前から移転は決まっていたようですね。
また、移転先の条件として、以下3点(主に、事業の継続性、安全性、流通面)を考慮して豊洲に決定したようですね。それ以外も候補地は築地周辺のようですね。
①広大な面積が確保できる
②交通の便が良い
③築地から近い
4. 「豊洲移転の何が問題なのか?」
そして、築地で決まったものの、
土壌汚染対策のための盛り土が行われておらず、安全面・経営面から豊洲での開場に警鐘が鳴らされたことが豊洲市場問題のきっかけになりますね。
シアンであったりベンゼンが検出され大きく報道されてましたね。
しかし、当然ではありますが、地下水は一切市場の経営上使用されない。つまり問題はないはずですよね?我々の日常の生活と同じですが、上水道を使って鮮魚の管理販売を行うはずなので。
仮に大雨や地震などの災害の影響が起きても、下水道管理システムが動作して制御と浄化を行うので安全面の対策は一応施しているようです。
5. 「築地のままでいいじゃん」という意見も
当然、豊洲移転に反対の意見もありますが、個人的には既に豊洲の新市場は6,000億円もの資金を使って完成しているため、これだけお金を費やしたので今更辞めようとは言えませんよね。。。。
6. 「各党の姿勢とまとめ」
はい、以上が豊洲市場問題の簡単な概要でした。
個人的には、2020東京オリンピックという期限もあるので、早々に決めるべきかと思いました。だから都議選の最大争点なんですよね。。。
一応以下が各党の姿勢になります。
小池知事が公明党を応援していることからも同様に豊洲移転「賛成派」
東京改革議員団(民進党)は、過去に豊洲移転「反対」でしたが、急に手のひら返しで今回は「賛成」とと表明しているようですね。
シャネルの社長が言っていることも心象はわかりますが、政治は情緒だけでなく合理的かつ優先度を明確にして判断してもらいたいものですね。