そもそもどういう党なの?〜各党の理念を知る会〜
皆さんこんにちは。
早いものでこの掲示板の掲載も4回目になりました。
引き続き若者世代の目線で都政について調べてみました。
今回は各党の淵源に迫り、書いていきます。
各党の本来の理念はどうなのか、改めて見てみましょう!
◆自民党
https://www.jimin.jp/s/
昭和30年11月15日自民党の立党宣言がされました。
第二次世界大戦の終戦より10年後となります。
(以下自民党ホームページより抜粋)
われら立党の政治理念は、第一に、ひたすら議会民主政治の大道を歩むにある。従ってわれらは、暴力と破壊、革命と独裁を政治手段とするすべての勢力又は思想をあくまで排撃する。第二に、個人の自由と人格の尊厳を社会秩序の基本的条件となす。故に、権力による専制と階級主義に反対する。
今の政治のベースとなっている民主主義、階級や権力への声明が表れています。
「福祉国家」という言葉も頻発して書かれていますね。
◆公明党
https://www.komei.or.jp/
旧公明党は、1964年(昭和39年)11月17日に結党。
その後、1998年(平成10年)11月7日、「公明」と「新党平和」が合流して、新しい現在の「公明党」が結成されました。
(以下公明党ホームページより綱領を抜粋)
一、〈生命・生活・生存〉の人間主義
二、生活者重視の文化・福祉国家
三、人間と自然の調和
四、人類益をめざす地球民族主義へ
五、世界に貢献する日本
六、草の根民主主義の開花と地方主権の確立
七、民衆への献身とオピニオン・リーダー
「庶民」という言葉が強調されているのが印象的でしたね。
立党経緯の下にはズラーッと実績が書かれています。実績で勝負をしたいという思いからでしょう。トップページも都議会の実績がまず目に入るという感じです。
◆民進党
https://www.minshin.or.jp/
(以下民進党ホームページより抜粋)
結党宣言
2016年03月27日
平成28年3月27日
「自由」「共生」「未来への責任」――。我々は、これらの旗を高く掲げ、力強く国民とともに進む。
日本は今、人口減少、巨額の財政赤字、経済の長期停滞という構造問題に直面している。格差は拡大し、多くの国民、とりわけ子どもや若者が将来に確かな希望を持つことができない状況にある。自国の安全と世界平和をどのように実現するかが問われる中、憲法の平和主義がないがしろにされ、立憲主義が揺らいでいる。
(中略)
政治は、国民の信頼があってはじめて成り立つ。我々はかつて、国民の信頼に十分応えることができなかった。このことを深く反省したうえで、いかなる困難な問題も果敢に決断し、結束して事に当たる強い覚悟を、一人ひとりが共有する。
本日、我々は、強い危機感と使命感を持って、野党勢力を結集し、政権を担うことのできる新たな政党をつくる。志を共有するすべての人々に広く結集を呼びかける。国民の信頼に支えられ、国民とともに進む、真の意味での国民政党となることを誓い、ここに民進党の結党を宣言する。
こうして見ると2016年、本当に最近なんだなぁとつくづく実感致します。
「我々はかつて、国民の信頼に十分応えることができなかった。このことを深く反省したうえで…」と述べていますが、これは政権交代時の話でしょうか。
いずれにせよ、続々と民進から離党して、都民ファーストの会で出馬をしている今、そもそも党としての信念、アイデンティティというものはあるのか甚だ疑問です。
(以下共産党ホームページより綱領を抜粋)
社会主義・共産主義の社会がさらに高度な発展をとげ、搾取や抑圧を知らない世代が多数を占めるようになったとき、原則としていっさいの強制のない、国家権力そのものが不必要になる社会、人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会への本格的な展望が開かれる。
日本共産党は、社会主義への前進の方向を支持するすべての党派や人びとと協力する統一戦線政策を堅持し、勤労市民、農漁民、中小企業家にたいしては、その利益を尊重しつつ、社会の多数の人びとの納得と支持を基礎に、社会主義的改革の道を進むよう努力する。
とりあえず綱領が多く、最終の要点とも言える箇所だけ抜粋致しました。
そもそもの考え方が他党と根本的に違いますね。
社会主義→共産主義という段階を追って行きたいのでしょうが、やはり完全な平和・自由という展望は理解できません。
共産主義は私有財産を社会に共有しようとする思想です。ただ単純に自分が苦労して稼いだお金は収入の少ない人へと分配される。これを全ての人が納得していると思っているという事になりますね。
営業マン等、出来高分が大きい人にはたまったもんじゃありません。
長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
様々深掘りすると、そうなのか、それは無いでしょうと思うことが多々あり、選挙とは本当に大切なんだと実感致しました。
個人的な視点が多く恐縮ですが、ぜひリンクから各党のホームページを見るだけでも、違いを感じるかなと思います。